最近読んだ本からの受け売りだけど、「なるほど!」と、合点した一節をご紹介。
ジャンル。という言葉は、フランス語の「genre」からきているんだって。
日本語より、層の厚い意味を持ち、人間のタイプや、品格をあらわす言葉としても使われている。
「あの子はジャンルがいい。」っていうのは、上品、って言う意味だそう。
この本で紹介されているマドレーヌさんは、79才になるフランスのマダム。
彼女によると、
「似合わない服は、着てはいけない服。」
「人にはそれぞれジャンルがあるのよ。
瞳や髪の色だけでなく体型、身体の造り、内面から立ち上るものも人それぞれ。
おしゃれでいちばん大切なのは自分のジャンルを知って、それに似合うものを身に着けること。
似合う服が、自分をきれいに見せる服なのよ。」
彼女は、こうも言っている。
「いろいろ試して失敗を重ねるうちにいつか自分のジャンルがわかってくる。
おしゃれは、自分がどんな人間かを探す道でもあるのよ。」
ふかい~、ふかい~♪!!!
なるほどねぇ!!
そういえば、高名な芸術家でも、私服を見て、なんだかがっかりしちゃうことって、あるなぁ。
客観的に自分を見つめる、って、けっこう難しいことかも。
ワタシもそろそろ自分のジャンルを見極めたいなぁ。
いいお年頃、だからね。
へへ。春のコートが欲しいのよ。
フランス人のおしゃれ哲学、見習いたいなぁ。
*注:文章を引用したのは、マガジンハウスから出てる、「パリのすみっこ」っていう本です。